「北朝鮮・拉致事件」掲示板


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[調査会NEWS 736](20.1.5)飯倉公館事件  投稿者:管理人  投稿日:2009年 1月 5日(月)01時28分29秒
  [調査会NEWS 736](21.1.5)

■飯倉公館事件

             荒木和博

 これも何度も書いていることですが、拉致問題の本質を象徴することなのでご存じない方のためにもう一度書いておきます。第1次小泉訪朝の平成14(2002)年9月17日のできごとです。

 この日、私たちは衆議院第一議員会館の会議室にいました。拉致議連の役員、家族会、救う会、そしてマスコミの人たちで立錐の余地も無い状態でした。

 そんな中で首相官邸から「8件11人(当時政府が認定していた拉致被害者)全員の消息を伝えるので平壌と連絡のとれる外務省に来てもらいたい」という連絡が伝わりました。外務省で報告をしたいという官邸からの申し出は前日16日にもあったのですが、そのときは「報告があるならこちらに持ってきてもらいたい」と断りました。この日は「全員の消息を伝える」と言われたので半信半疑ではありましたが承諾したのです。場所は外務省の麻布飯倉公館とのことでした。

 確かはとバスだったと思いますが、貸し切りバスが1台、議員会館前に着いたのは15時でした。「随分手回しがいいんだな」と感じました。前から用意がされていたということでしょう。

 飯倉公館は外務省のゲストハウスで賓客の接待などに使われる豪華な建物です。地下の貯蔵庫に8000本のワインがあることでも有名です。

 私たちは広いホールのようなところにしばらく待たされてから一家族ずつ別室に通されました。最初は横田めぐみさんのご両親と双子の弟さんが呼ばれました。佐藤会長と私も同席しました。伝えたのは植竹繁雄外務副大臣。「亡くなっています」という言葉を聞いたとき、文字通り頭が真っ白になりました。自分がやっていたことでめぐみさんが殺されたのではないか、自分は人殺しをしてしまったのではないか、そんな思いにただ呆然とするだけでした。あのときの情景はおそらく死ぬまで忘れないと思います。同様にして有本さん・市川さん・増元さんのご家族に「死亡」が伝えられ、蓮池さん・奥土さん・地村さん・浜本さんのご家族には一括して「生存」が伝えられました。

 このあたりの詳細は私の編著『拉致救出運動の2000日』(草思社刊)にも書きましたし、同書と横田早紀江さんの著書『めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる』(草思社刊)を原作にしたテレビ東京制作のドラマ(平成15年5月放送『めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる』)でも描かれていますのでここでは省略します。ともかくこのとき、政府は単に北朝鮮が「死亡した」と言ってきただけの話を「確認した」こととして家族に伝えたのです。

 同行者も救う会は佐藤会長と私(当時事務局長)の2人だけで、拉致議連が当時会長だった石破茂議員、副会長だった米田建三議員、事務局長だった平沢勝栄議員の3人に限られ、幹事長である西村眞悟議員や事務局次長の松原仁議員ら野党議員は排除されました。

 翌日、外務省に行って糺したところ、この情報は何の確認もせずに単に北朝鮮の情報をそのまま伝えただけだということが分かりました。また、9月19日付の朝日新聞は北朝鮮側が日本側に伝えた「死亡」の日付をすっぱ抜きました。実は17日朝、北朝鮮から渡された情報に「死亡」の日付が記されていたのです。しかし飯倉公館では家族が「何時死んだのですか」と聞くと、この宣告をした福田康夫官房長官と植竹繁雄外務副大臣はどちらも「分かりません」と言って答えませんでした。

 その日付は例えば平成2(1990)年に目撃証言のある市川修一さんの「死亡」が拉致された翌年の昭和54(1979)年9月4日であるなど不自然なものが多く、これを見たら私たちも家族も即座に「この情報は嘘だ」と言ったに違いないものでした。「分かりません」というのは「死んだ」という情報を確定情報にするための策動だったのです。しかも、私たちが飯倉公館に隔離されてマスコミとの接触が全くできない状態で、平壌からは何人生存、何人死亡という情報を流し始めました。情報に飢えていた受け手(国民)が否定をする人もいない中でこの情報を確定として受け止めても仕方ないでしょう。

 そのような周到な準備があったために、9月17日に「8人死亡」で日本中を駆けめぐった情報は容易にひっくり返せませんでした。まさか政府がかくも重大なことで嘘をつくとは思ってもいなかったこちらが甘かったとも言えるのですが、これはまさに日本政府が拉致被害者家族と支援者、もっとはっきり言えば国民にしかけた情報戦でした。

 もし家族がマスコミの前にいるところで、しかも「北朝鮮がこう言っています」という情報を、「命日」まで含めて伝えられたらどうでしょう。もちろんショックには違いありませんが、「何も確認できていないし、この間まで『拉致はでっち上げ』と言っていたのだから信用できない」ということになったはずです。マスコミも少なくとも「死亡」を確認された事実としては流さなかったでしょう。

 当時の政府がやろうとしていたのは「死亡」を既成事実化し、「生存者」の家族と「死亡」を伝えられた家族を分断することで救出運動を抑え込み、「あとは全て日朝国交交渉の中で話し合う」ということにしてしまうことでした。こうすれば日朝国交正常化にブレーキを掛けるものは誰もいなくなります。

 これが日本政府が日本国民に対して行ったことです。私は後で振り返って、国家権力の恐ろしさに背筋の凍る思いでした。そしてそれは同時に、自分が政府に対してどう向き合わなければならないかを考えるきっかけを与えてくれました。

 私は救出運動の中でこんなことを何度か体験してきました。今後また機会を見て書いていきたいと思います。


■調査会役員の参加する講演会等の予定(公開の拉致問題に関するイベントのみ)

★平成21年1月18日(日)14:00 北朝鮮による人権侵害について考える県民集会(救う会徳島主催)
●阿南市文化会館夢ホール(阿南市富岡町西池田135-1)
●代表荒木が参加
●問い合わせ 090-5141-1995(救う会徳島事務局)

★2月15日(日)14:00 「特定失踪者寺島佐津子さんの失踪の真相を究明する集い」(救う会神奈川主催)
●藤沢産業センター(JR藤沢駅北口より徒歩5分・藤沢郵便局隣り)
●常務理事杉野が参加
●問い合わせ:090(9816)2187又は sukukaikanagawa@hotmail.com

★3月28日(土)13:00「北朝鮮による拉致・人権問題を考える神奈川県民集会」
●横浜情報文化センター 情文ホール(みなとみらい線「日本大通り駅」 情文センター口0分)
http://www.idec.or.jp/shisetsu/s6-jouhou.php4?f=jouhou/6-map.htm
●代表荒木が参加
●問い合わせ:090(9816)2187又は sukukaikanagawa@hotmail.com


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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-8 第6松屋ビル401
Tel 03-5684-5058 Fax 03-5684-5059
email: chosakai@circus.ocn.ne.jp
調査会ホームぺージ: http://www.chosa-kai.jp
戦略情報研究所ホームページ: http://www.senryaku-jouhou.jp
発行責任者 荒木和博 (送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha351@nifty.com 宛メールをお送り下さい)
●資金カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座 00160-9-583587  口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 三菱東京UFJ銀行 鷹の台出張所 普通 3810752
口座名義:特定失踪者問題調査会 専務理事 真鍋貞樹
(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はメールないしFAXにてご連絡願いま
す)
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[調査会NEWS 735](20.1.3)何人拉致されたのか  投稿者:管理人  投稿日:2009年 1月 4日(日)22時13分29秒
  [調査会NEWS 735](21.1.3)

■何人拉致されたのか

             荒木和博

 この質問も「よくある質問」、いわゆる「FAQ」に入るでしょう。

 私はこの質問を受けたときに「少なくとも100人以上、おそらくそれより遙かに多い数」と答えています。

 具体的にどれだけ拉致されたかについては私たちのみならず、警察などの政府機関がどんなに一所懸命やっても正確な数は分からないはずです。それにはおよそ二つの理由があります。

1、身寄りのない人を狙った拉致

 政府認定者で言えば久米裕さん、田中実さん、原敕晁さんは身寄りがないか、それに近い状態の人を狙った拉致です。この場合は家族が立ち上がることはないので、単なる失踪として処理されてしまうことが大部分です。調査会の特定失踪者リストでも、公開の人はほぼ全てがご家族からの届け出によるもので、この点は警察の持っているリストも同様だと思います。久米さんらは犯人が捕まったりして明らかになったケースであり、成功していればほとんど分からないはずです。

2、グレーゾーン

 たとえば、「よど号の妻」にしても、大部分は北朝鮮シンパであり、自らの意志で北朝鮮に行ったわけですが、そのときはよど号犯と結婚して定住するとは思っていませんでした。帰れないと分かったときに彼女たちが「帰して欲しい」と言えばこれも一種の拉致にあたるでしょう。結果的には北朝鮮の意に沿った活動をし続けているために拉致ではなくなっているということです。

 もっとも、拉致されて工作活動に従事させられた人は少なくないはずです。拉致被害者が例えば日本に戻って工作活動に従事する場合、北朝鮮当局は自国の工作員に対して行うと同様、家族を人質として北朝鮮に残させるはずです。もちろん、裏切れば本人の命も狙われます。したがってこれは特別の場合を除き一種の「緊急避難」として免責されるべきでしょう。

 話を戻すと自分の意志で、特に北朝鮮の体制に一定の共感をもって入った人の場合はどこまでが拉致か、はっきりしない場合がかなりあると思います。また、前から言われていることですが、多重債務者を北朝鮮に連れて行ったり(韓国人でも何らかの理由で国内にいられなくなった人を北朝鮮に連れて行ったケースはあるそうです)したケースはどうなるのかとか、かなり難しい問題です。

 以上のような理由から、はっきりした数はすべて蓋を開くまで分からず、蓋を開いてもどこまでを拉致とするのかはかなり難しい問題と言えます。これに加えて在日朝鮮人の拉致被害者も帰国運動で帰った人と別に相当数いると思われ、昭和48年の金大中事件と同様に考えれば、外国籍であっても日本国内からの拉致ですから主権侵害という意味では同様です。

 全体の数が分からない以上、「完全解決」(それも、本来は目標とすべき原状回復を放棄してのことですが)は北朝鮮の体制を変える以外に実現しないことがこれらから明らかになると思います。

■調査会役員の参加する講演会等の予定(公開の拉致問題に関するイベントのみ)

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[調査会NEWS 734](20.1.2)拉致はいつ行われたのか  投稿者:管理人  投稿日:2009年 1月 3日(土)08時28分14秒
  [調査会NEWS 734](21.1.2)

■拉致はいつ行われたのか

             荒木和博

 「北朝鮮はいつ頃拉致を行ったのでしょうか」という質問は「なぜ拉致をしたのか」と同じくらいよく聞かれます(いわゆるFAQというものでしょうか)。

 この本当の答えは北朝鮮の体制が変わり、私たちが自由に北朝鮮の中に入り、北朝鮮にいる拉致被害者すべてが自分が拉致されたことを語れるようになるまでは分かりません。しかし、いくつかの事例からある程度の推測をすることは可能です。

 首相官邸のホームページには「1970年頃から80年頃にかけて、北朝鮮による日本人拉致が多発しました」と書かれています。しばらく前まで政府の文書には「1970年代後半から1980年代前半に起きた」といった趣旨の書き方がされていたように記憶しています。しばらく前ですが、1980年代半ばにおきた拉致未遂と思われる事件の被害者が政府機関の人に相談したところ「ああ、それは時期が違うから」と一蹴されたこともあったそうです。残念ながら政府にはまだこの認識が完全に抜けているとは言えません(現在の表現は1970年頃から80年頃以外に行われていないとはされていないので、しっかり逃げは打ってありますが)。

 しかし、政府は認定していないものの、昭和38(1963)年の、いわゆる寺越事件は、被害者の一人寺越武志さんが北朝鮮にいることからも拉致は確実です。これはいわゆる「遭遇拉致」と言われるもので、北朝鮮の工作船と漁船が出会ってしまったことによって行われたものです。発覚を恐れたなら殺害してしまえばよいのであって(実際最年長の寺越昭二さんは殺害されたという話もあります)、能登から清津まで連れて帰るということは、必要があれば「拉致してくる」という選択股が作戦計画の中にあったからに他なりません。遭遇によって行われた事件ですからこのときだけということはあり得ず、おそらく同様のことはこれ以前も、これ以後もあったはずです。

 調査会の1000番台リスト(拉致の可能性の高い失踪者)では最も古い事件が昭和28(1953)年の徳永陽一郎さん、最も新しい事件が平成10(1998)年の林雅俊さんです。0番台リスト(拉致の可能性が完全には排除できない失踪)で言えば昭和23(1948)年の平本和丸さんが最も古く、平成16(2004)年の小山修司さんが最も新しい失踪です。非公開の方の中にはそれより新しい失踪も入っています。

 もちろん、今の時点で平本さんや小山さんの失踪が拉致だと言えるわけではありません。しかし、ニュースの730号に書いたように拉致が北朝鮮にとって「通常」であると考えればそのやり方がどんなものであれ(騙して入国させて返さないものも含め)日本からの解放(昭和20年)以後、スターリンに指導者として指名された金日成の権力が確立してから遠くない時期に始まり、そして今でも続いていると考えた方が自然だと思います。

 拉致をしてきた北朝鮮当局はもちろんですが、されてきた日本の政府が長年それを隠蔽してきたこと、そのような主権侵害に対する措置を怠ってきたことを考えると今後も拉致が行われる可能性は十分に存在します。私たちは自らの安全に対してもう一度しっかりと考え直す必要があるのではないでしょうか。

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[調査会NEWS 733](20.1.1)あけましておめでとうございます  投稿者:管理人  投稿日:2009年 1月 1日(木)17時33分59秒
  [調査会NEWS 733](21.1.1)
※前号ニュースでタイトルが731号のタイトルのままになっていました。お詫びして訂正します。

< あけましておめでとうございます >ーーーーーーーーーーー

 旧年中はご支援を賜りありがとうございました。本年こそは具体的な成果をしっかりと積み重ねていきたいと思います。あらためてよろしくお願い申し上げます。

                 平成21年元旦

   特定失踪者問題調査会
      代表 荒木和博
      他役員一同

■ごあいさつ

             荒木和博

 色々ご心配をおかけしましたが、北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」はお陰様で当分の間は現状の放送を維持できる状況になりました。現在は人権週間の特別番組及び新年の特別番組を放送していますが、編集等の作業を一人でやっている村尾理事が年末体調を崩しながら何とか放送にこぎ着けたものです。日本国内でもお聞きになれる方はぜひ聞いてみて下さい。また、ご支援いただいている皆様、電波を送って下さっているKDDI八俣送信所の皆様を初めとする関係者の皆様に心より御礼申し上げる次第です。

 また、「しおかぜプロジェクト」は短波放送だけではなく、ビラを北朝鮮に送る「バルーンプロジェクト」と北朝鮮からの情報収集なども重要な活動です。バルーンプロジェクトはまた新たなビラを作成し、韓国のNGO、基督北韓人連合のご協力をいただいて北朝鮮に送り続けます。情報収集については現在こうしているということの報告はできませんが、明らかにできることは定例記者会見などを通じて逐次お知らせして参ります。最近、私たち自身にとっては当然と感じていることでも実際には多くの方がご存じないことが意外とあることを実感しており、繰り返し情報の提供を行っていくことにも努力して参る所存です。

 ところで、年末何人かのご家族からお手紙等をいただきましたが、そこから感じたことはこれまで以上に強い切実さでした。あらためて「時間がない」ということを実感しています。今の構造、今の常識のままではいけないということを痛感している次第です。北朝鮮の地では今も極寒の中で凍えている人々がいます。そしてその地に私たちの同胞がいます。思想信条を超えてこの状況を変えていかなければならないと確信しています。

 私自身はかつて「平成18年末までに拉致問題を解決する。それができなければ責任を取る」と言ってきました。すでにそれから2年が過ぎてしまいました。まだ責任を取らせていただく機会には恵まれませんが、あらためてこの言葉を思い返し、新年の活動に臨む所存です。今後ともご支援をよろしくお願い申し上げます。

■調査会役員の参加する講演会等の予定(公開の拉致問題に関するイベントのみ)

★平成21年1月18日(日)14:00 北朝鮮による人権侵害について考える県民集会(救う会徳島主催)
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[調査会NEWS 732](20.12.31)メールニュースの送信先について  投稿者:管理人  投稿日:2008年12月31日(水)12時41分39秒
  [調査会NEWS 732](20.12.31)

■水中スクーター

 北朝鮮の工作員が上陸浸透に使うための水中スクーターは現在3台が発見されています。(1)福井県美浜町の海岸で平成2年10月に発見されたもの、(2)富山県黒部川河口で平成13年3月に発見されたもの、そして(3)同じ平成13年の12月に奄美沖でのいわゆる「九州南西海域における工作船事件」で沈没した工作船に搭載されていたものです。

 ここではご参考まで、(1)と(2)についての資料を掲載します。見ていただければ分かるようにほとんど同型のものです。詳しい資料がありませんが(3)も同様です。

 ちなみに、(1)は福井県警、(2)は富山県警が保管しており、(3)は引き上げられた工作船とともに、海上保安資料館横浜館に展示されています。調査会の展示で度々お見せしているのは(3)のレプリカ(1分の1模型)で、一昨年の北朝鮮人権週間イベントで借りようとしたところ、海上保安庁の許可が下りなかったため、調査会の曽田理事が一人で材料を調達し、溶接して作ってしまったものです(モーターを積めば北朝鮮に乗り込める、かどうかは分かりません)。

 たまたま見つかったのがこれだけですから、おそらく日本の海岸線周辺を掘り返せば山ほど見つかるでしょう。年末年始の休みでお時間のある方はやってみたらいかがでしょうか。なお、これを使って上陸した工作員が物見遊山をして北朝鮮に帰った訳でないことは言うまでもありません。

(1)福井県美浜海岸で発見された水中スクーター

平成2(1990)年10月に福井県美浜町の松原海岸に工作子船などが漂着した、いわゆる「美浜事件」の折、付近の松林から発見されたもの。

塗色:緑色
塗料:アルキッド系樹脂塗料
材質:アルミニウム合金製
全長:150センチ
直径:27センチ
重量:69キロ
スクリュー:アルミニウム合金製・丸形プロペラ3枚・プロペラ直径26センチ
スイッチ:1個 外国製トグルスイッチ 起動及び変速用
モーター:水冷式(海水を利用)  「直発」を意味するハングル刻印の他、「430」「27.5V 36A」の刻印。
Oリング:アクリロニトルリブダジェンゴム2本、直径27センチ
バッテリー:陽極に銀、陰極に亜鉛、電解液に水酸化カリウムを用いた「酸化銀電池」と呼ばれるアルカリ蓄電池 縦6.6センチ×横9.8センチ×高さ13センチ 8個×2列=16個 製造刻印1988 1989 1990

(2)富山県黒部川河口で発見された水中スクーター

平成13(2001)年3月29日に通報。周辺の植生状況から判断して平成10(1998)年11月下旬頃から11(1999)年4月頃までの間に埋められたとみられている。

塗色:緑色
塗料:アルキッド系樹脂塗料
材質:アルミニウム合金製
全長:160センチ
直径:27センチ
重量:78キロ
スクリュー:アルミニウム合金製・三角プロペラ3枚・プロペラ直径26センチ
スイッチ:2個 日本製トグルスイッチ 起動及び変速用
モーター:空冷式 「直発」を意味するハングル刻印の他、「430」「27.5V 36A」の刻印。赤色ハングルで「危険」と表示
Oリング:アクリロニトルリブダジェンゴム2本、直径27センチ
バッテリー:陽極に銀、陰極に亜鉛、電解液に水酸化カリウムを用いた「酸化銀電池」と呼ばれるアルカリ蓄電池 縦6.7センチ×横9.9センチ×高さ13.5センチ9個×2列=18個 製造刻印1996


■調査会役員の参加する講演会等の予定(公開の拉致問題に関するイベントのみ)

★平成21年1月18日(日)14:00 北朝鮮による人権侵害について考える県民集会(救う会徳島主催)
●阿南市文化会館夢ホール(阿南市富岡町西池田135-1)
●代表荒木が参加
●問い合わせ 090-5141-1995(救う会徳島事務局)

★2月15日(日)14:00 「特定失踪者寺島佐津子さんの失踪の真相を究明する集い」(救う会神奈川主催)
●藤沢産業センター(JR藤沢駅北口より徒歩5分・藤沢郵便局隣り)
●常務理事杉野が参加
●問い合わせ:090(9816)2187又は sukukaikanagawa@hotmail.com

★3月28日(土)13:00「北朝鮮による拉致・人権問題を考える神奈川県民集会」
●横浜情報文化センター 情文ホール(みなとみらい線「日本大通り駅」 情文センター口 0分)
http://www.idec.or.jp/shisetsu/s6-jouhou.php4?f=jouhou/6-map.htm
●代表荒木が参加
●問い合わせ:090(9816)2187又は sukukaikanagawa@hotmail.com


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特定失踪者問題調査会ニュース
---------------------------------------------------------
〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-8 第6松屋ビル401
Tel 03-5684-5058 Fax 03-5684-5059
email: chosakai@circus.ocn.ne.jp
調査会ホームぺージ: http://www.chosa-kai.jp
戦略情報研究所ホームページ: http://www.senryaku-jouhou.jp
発行責任者 荒木和博 (送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha351@nifty.com 宛メールをお送り下さい)
●資金カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座 00160-9-583587  口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 三菱東京UFJ銀行 鷹の台出張所 普通 3810752
口座名義:特定失踪者問題調査会 専務理事 真鍋貞樹
(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はメールないしFAXにてご連絡願いま
す)
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[調査会NEWS 731](20.12.30)メールニュースの送信先について  投稿者:管理人  投稿日:2008年12月30日(火)00時57分29秒
  [調査会NEWS 731](20.12.30)

■メールニュースの送信先について

 このニュースが届いている方には基本的に関係ないのですが、現在ニュース送信先で届いていない宛先(アドレス自体が使われていなかったり、こちらの入力間違いなど)については整理しています。もし周囲の方で「調査会ニュースが最近届かなくなった」等のお話しを聞かれましたらご連絡いただければ幸いです。

 調査会ニュースはお名前とご住所・お電話番号等をお知らせいただければどなたにでも(朝鮮総聯の議長でも、金正男氏でも)お送りします。ご連絡は代表荒木のアドレス宛にメールをお送り下さい(kumoha351@nifty.com)。なお、お名前などのデータを明らかにしたくない方は調査会のホームページでバックナンバーをご覧になれますが、時間的には若干(時には大幅に)遅れての掲載になります。

■調査会役員の参加する講演会等の予定(公開の拉致問題に関するイベントのみ)

★平成21年1月18日(日)14:00 北朝鮮による人権侵害について考える県民集会(救う会徳島主催)
●阿南市文化会館夢ホール(阿南市富岡町西池田135-1)
●代表荒木が参加
●問い合わせ 090-5141-1995(救う会徳島事務局)

★2月15日(日)14:00 「特定失踪者寺島佐津子さんの失踪の真相を究明する集い」(救う会神奈川主催)
●藤沢産業センター(JR藤沢駅北口より徒歩5分・藤沢郵便局隣り)
●常務理事杉野が参加
●問い合わせ:090(9816)2187又は sukukaikanagawa@hotmail.com

★3月28日(土)13:00「北朝鮮による拉致・人権問題を考える神奈川県民集会」
●横浜情報文化センター 情文ホール(みなとみらい線「日本大通り駅」 情文センター口 0分)
http://www.idec.or.jp/shisetsu/s6-jouhou.php4?f=jouhou/6-map.htm
●代表荒木が参加
●問い合わせ:090(9816)2187又は sukukaikanagawa@hotmail.com


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特定失踪者問題調査会ニュース
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[調査会NEWS 730](20.12.29)なぜ北朝鮮は拉致をしたのか  投稿者:管理人  投稿日:2008年12月30日(火)00時55分56秒
  [調査会NEWS 730](20.12.29)

■なぜ北朝鮮は拉致をしたのか

荒木和博

 「そもそも、なんで北朝鮮は拉致をしたのですか」

 どこに行っても聞かれる質問です。私は「北朝鮮にとって拉致をするのが『通常』であり、拉致をしないことの方が不自然だった」と答えています。

 もちろん、それぞれの拉致には「侵入した証明」や「侵入するときに遭遇してしまった」という理由も含め、それぞれの理由があることは事実です。私たちが「マッピングリスト」として発表しているものもその一つです(昨日付で産経新聞のWebニュースの以下のアドレスにも記事が掲載されています)。

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/081228/kor0812282116004-n1.htm

 しかし、これらを突き詰めていくと、逆に「初めに拉致ありき」といった発想がみえてきます。北朝鮮側は拉致に対抗(?)しようと日本が戦前強制連行をしたとか何とか言いますが、拉致をしているのは日本人だけではなく、救う会の調べでは現時点で合計12カ国の人を拉致していることが分かっています。別にタイやルーマニアが朝鮮人の強制連行を行った訳ではなく、したがって歴史的な問題は単なる言い逃れに過ぎません。

 また、北朝鮮は帰国した在日朝鮮人やその日本人家族を、帰国前の約束を破り返しませんでした。これも拉致に近い行為です。韓国人の場合は朝鮮戦争中(開戦から休戦までの3年間)に8万3000人を超える拉致被害者の氏名が確認されており、その発想は「足りなければ持ってくれば良い」という、極めて安直なものです。自力でものを作ろうとせず、何でも外から持ってきたり、連れてきて作らせようとするのは今も変わっていません。

 そこから、何が考えられるかと言えば、直近でも拉致は考えられるし、今後もやるだろうということです。「拉致問題は、すでに事件は終わっており、今やることは向こうに捕らわれている人を救い出すこと」という考え方は転換すべきだと思います。

 しかしまだこの点は実感として掴めない方が多く、調査会としては今後もできるだけ情報を積極的に明らかにしていきます。機会がありましたらこれまでの記者会見等もご覧いただければ幸いです(下記の(株)ネットライブのホームページでご覧になれます)

http://www.netlive.ne.jp


■調査会役員の参加する講演会等の予定(公開の拉致問題に関するイベントのみ)

★平成21年1月18日(日)14:00 北朝鮮による人権侵害について考える県民集会(救う会徳島主催)
●阿南市文化会館夢ホール(阿南市富岡町西池田135-1)
●代表荒木が参加
●問い合わせ 090-5141-1995(救う会徳島事務局)

★2月15日(日)14:00 「特定失踪者寺島佐津子さんの失踪の真相を究明する集い」(救う会神奈川主催)
●藤沢産業センター(JR藤沢駅北口より徒歩5分・藤沢郵便局隣り)
●常務理事杉野が参加
●問い合わせ:090(9816)2187又は sukukaikanagawa@hotmail.com

★3月28日(土)13:00「北朝鮮による拉致・人権問題を考える神奈川県民集会」
●横浜情報文化センター 情文ホール(みなとみらい線「日本大通り駅」 情文センター口 0分)
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[調査会NEWS 729](20.12.28)拉致問題と北朝鮮人権問題  投稿者:管理人  投稿日:2008年12月28日(日)08時35分12秒
  [調査会NEWS 729](20.12.28)

■拉致問題と北朝鮮人権問題

荒木和博

 14日に開催された6団体合同行事に参加された何人かの方から、「これまで拉致問題だけに関心を持ってきたが、政治犯収容所や脱北者の問題も大事であることが理解できた」とのお言葉をいただきました。主催者の一人として、本当に嬉しく思います。 もちろん独りよがりになってはいけないのですが。

 何度も同じようなことを書いていますが、「拉致問題という重大な人権侵害を受けている日本だからこそ、北朝鮮の人権問題は誰よりも実感できる。苦しんでいる北朝鮮の人々も救うために先頭に立つから協力してもらいたい」というのが国際的には最も理解しやすい呼びかけ方だと思います。その意味では拉致問題を進展させるためにも私たちは拉致、特に日本人拉致問題だけを語るべきではないでしょう。

 また、日本人拉致問題だけでいけば、当然「取引」ということが出てきます。私はそれも一つのアプローチだと思います。制裁だけで後はただじっと待っているというのは改めるべきと思いますが、懸念されるのは取引でやることによって数人が帰り、それ以外は蓋をされてしまうことです。実際年末年始の休みを隠れ蓑にして何かが動くのではないかという噂もないわけではありません。ですから、拉致問題の解決のためには同時に北朝鮮人権問題全体への取り組みが欠かせないのです。

 いつもこのように説明をしているのですが、考えてみれば北朝鮮の人権問題というのはもっと単純な話でもあるのです。それは「目の前の国で苦しんでいる人がいるのだから、日本が助ける」ということです。

 例が飛躍するかも知れませんが、ソマリア沖の海賊対策で護衛艦を出さないとか、出しても集団的自衛権の制約で他の国の船がやられていても手助けできないなどというのは、どう考えても日本人として恥ずかしい、卑怯なことではないのでしょうか。法律解釈で自縄自縛になっているより、「当然のことだから」と言ってやった方が余程良い結果が出ます。そもそも霞ヶ関周辺で働いている官僚の皆さんは、政治が行った決断に後から理屈をつけるのも仕事のうちでしょう。

 最後に拉致に戻ります。政治がなすべきは、拉致問題で言えば拉致被害者を「救出」することです。来年こそは単純に、分かりやすくいきましょう。

■調査会役員の参加する講演会等の予定(公開の拉致問題に関するイベントのみ)

★平成21年1月18日(日)14:00 北朝鮮による人権侵害について考える県民集会(救う会徳島主催)
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★3月28日(土)13:00「北朝鮮による拉致・人権問題を考える神奈川県民集会」
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★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2008.12.26-4 )拉致被害者に希望を与えるラジオ放送を−国際シンポジウム報告  投稿者:管理人  投稿日:2008年12月27日(土)17時25分11秒
  2-2-9 拉致問題を解決できるような日本国に

櫻井(総合司会)

どうも有難うございました。今日は長い時間、専門家の皆様方による国際シン
ポジウムに続いて、家族会の皆様方の訴え、さらに専門家による分析、政治家の
方々の力強いメッセージを聞いて参りました。本当に長時間ご一緒してくださり、
有難うございました。今日のセッションで分かったことは、今更ながらではあり
ますけれども日本国は国家としての意思を前面に打ち出して、拉致問題について
強力に北朝鮮に、そして国際社会に相対峙したことは恐らくなかっただろうとい
うことです。

これは西岡力さんが指摘しましたが、蓮池さんたちが拉致された時に日本の警
察は既に知っていた。しかしそれを10年間黙っていた。警察が発表した時に、
今度黙ったのは政治とマスメディアであった。そして横田めぐみさんが北朝鮮に
いるということがようやく分かった時に初めて家族会が立ち上がりました。私た
ちは当時、どうにかしてほしいと、多くの政治家に頼みました。すると少なから
ぬ政治家たちは、どこに証拠があるのかと問うたわけです。

拉致問題を解決しようという運動は、被害者の家族の側から、その家族を応援
する国民の側から、そして日本国がもっとしっかりした国家でなければすべての
問題を解決することができないと憂える、この国を愛する人たちの側からの働き
かけと努力によって、拉致問題はここまできたのです。

もちろん政治家といって一括りにすることは公平ではないと思います。多くの
心ある政治家たちが本当に一生懸命に北朝鮮と闘ってくださったことは確かであ
ります。けれども、わが国政府として本当に拉致問題を最優先して、ブラウンさ
んがおっしゃったように予算を割り当て、人員を確保して、戦略を立てて、国家
として、北朝鮮に対するだけでなく、中国に対しても、アメリカに対しても、国
際社会に対しても働きかけるということがあまりにもなかったわけです。

今政界は大混乱の中にあります。混乱の時こそ一つの改革を成し遂げるチャン
スでありますから、私たちは各政党、各議員に力強く訴えて、この拉致問題を解
決することができるような政治を日本国で実現していきたいと思います。

皆さん、長時間本当に有難うございました。

(以上)


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
●麻生首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 麻生太郎殿

●救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784  http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
 

★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2008.12.26-4 )拉致被害者に希望を与えるラジオ放送を−国際シンポジウム報告  投稿者:管理人  投稿日:2008年12月27日(土)17時23分42秒
  ★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2008.12.26-4)拉致被害者に希望を与えるラ
ジオ放送を−国際シンポジウム報告7


■拉致被害者に希望を与えるラジオ放送を−国際シンポジウム報告7


櫻井
政治家の皆さんがみんな荒木さんみたいに考えてくださればどんなに次回は変
わるだろうと思います。次に家族会の横田さん、有本さん、増元さんにお話をお
願いいたします。


2-2-5「拉致問題の解決なしに国交正常化はあり得ない」を貫き通して

横田 滋氏(横田めぐみさんの父、家族会前会長)

みなさん、こんにちは。大勢の方が足をお運びいただきまして、皆様方の拉致
への関心の深さを心強く感じております。先ほどのブラウンさんたちのお話では、
解決のためには圧力をかけることが必要だということが言われましたが、アメリ
カがテロ支援国家から北朝鮮をはずした時に、新聞なんかですと、これはもう大
変だという感じだったんですけど、シーファーさん(米大使)にお話を伺いまし
たら、アメリカは北朝鮮が共産国だからとか、核実験をしたからとか、人権侵害
とかいろんな理由で制裁というのが60以上あるわけなんですけど、その一つだ
けがはずれたのであって、そんなに影響はないだろうというお話でした。テロ支
援指定をはずすと北朝鮮から見ればどんなメリットがあるかというと、テロ支援
国から普通の国に戻ったということぐらいです。それと、テロ支援国家に指定さ
れているとアメリカの国内法で世界銀行とかアジア開発銀行から融資を受ける場
合にアメリカは反対をしなければならないということなんです。

ですから、それが取れたということは国際金融機関からお金を借りる道筋がで
きたということなんですけど、しかし、日本が、先ほどの古屋先生のお話にあり
ましたように、北朝鮮人権法を昨年6月に改定しておりまして、北朝鮮をテロ国
家と指定すれば自動的に日本がそういうところへの融資に反対する仕組みになっ
ているそうなんです。それで世界銀行はアメリカが一番大口の出資者で、2番目
が日本なんです。アジア開銀の場合は総裁も日本から出ていまして、日本が一番
大きな出資者です。先ほどのIMFもアメリカが一番ですけども、以前日本が出
資しようと思ったら大国のアメリカを抜いて1位になるのはまずいということで
その時はしなかったこともあるんで、もし10兆円を出資すれば日本は非常に大
口の出資者になる。確実に2番目にはなると思います。そうすると、これはそれ
ぞれの国が1票ずつ権利を持っているのではなくて出資比率に応じて権利を持っ
ていますから、アメリカを説得する必要もあると思いますけれども、日本が協力
に反対すれば今までと同じように事実上借り入れは不可能ですから、あまり心配
することはないんでないかと思います。

やはりアメリカに支援を頼むということは、国際世論のためには大事なことで、
今回の6者協議でも、日本は拉致問題に進展がなければエネルギー支援をしない
ということにしてあるものですから、北朝鮮は、そんな国は参加する資格がない
なんて言ったわけです。代わりにオーストラリア等が出すわけなんですけど、し
かし外の国がみんな日本の立場を支持してくれて、北朝鮮に拉致の解決を促して
くれるということがありますから国際世論というのは非常に大事なことですけど、
やはり基本的には日本が拉致問題の解決なしに国交正常化はあり得ないという小
泉総理が日米首脳会談でおっしゃったのがずっと今でも引き継がれておりますか
ら、これを貫き通せば、北朝鮮は日本を必要としておりますから最後には先方か
ら折れてくるんではないかと思っています。そのためには国内世論が、同胞を救
出しなければという強い支持がなければ政府としても力を入れてくれないと思い
ますので、引き続き関心を持って見守ってくださいますようお願いいたします。


2-2-6 北朝鮮は約束を守らない国

有本明弘氏(有本恵子さんの父、家族会副代表)

私が言いたいことは、今、6か国協議というのがついこの間開かれて、これも
もう決裂のようになったということが新聞報道にあります。恐らくそういうふう
になる可能性はあったと思います。そのことに関して核とミサイルは、核協議の
中でアメリカが一番関心を持ってアメリカが主導でやっている問題であります。
その中で、核とミサイルの問題を進展をさすためにテロ支援国家指定解除をする
んだと、そういうふうなことを私たちは始めに耳にしたと思います。

テロ指定を解除すれば、赤軍派と関係のあるよど号の犯人たちを北朝鮮が匿っ
ているからこれを釈放さすということは、ヒルさんが外務省にも通告しておるん
です。私たちはその話を外務省からお聞きしました。そんな話があったんかいな、
というような中で忘れ去られておるんです。これは大変な話であって、ヒルさん
というのは日本記者クラブで記者会見して「よど号犯」を釈放することに関して
は北朝鮮も同意しているとか言った。その話は外務省の説明の中で、北朝鮮が
「引き渡しに協力する」と言ったと聞いていた。ところがテロ指定解除したとた
んに話がかみ合わんようになって、北朝鮮にみな拒否されてしまう。

アメリカも何遍もその手を食っておるんですよ。もっと大きなこととなったら、
核の開発をしたらいかんといって重油をずーっとやり続けて、挙句の果てに核実
験までやられてしまった。北朝鮮はそんな国なんです。次はオバマさんにこの問
題を引き継いでもらわなくてはあかんので、オバマさんは大変なご苦労があると
は思いますが、私は、日本の国も遠慮せずにこの問題に関してはオバマさんに言
うべきことは言っていかなければならないと思っています。以上です。


2-2-7 拉致被害者に希望を与えるラジオ放送を

増元照明氏(増元るみ子さんの弟、家族会事務局長)

みなさん、こんにちは。今日はブラウンさんと張さんの話を聞いて、結局日本
は独自で拉致被害者を取り戻したことは1回もないんだなということを改めて感
じました。政府は、1988年に北朝鮮が拉致しているという疑いがあると言い
ましたが、認定はしなかったんです。そして、北朝鮮が初めて拉致を認めてから、
私たちの家族は政府に認定されました。その後に田中実さんが認定され、安倍さ
んの政権になってようやく松本京子さんが認定されました。この二つが日本政府
が初めて認定したものではないでしょうか。あとは北朝鮮が認めてから認定した
ものなんです。

張さんの話を聞くと、結局2002年の平壌での首脳会談。あれは北朝鮮がな
んの気まぐれかわからんけれども、5人生存ということを発表したということか
ら始まったのではないでしょうか。日本政府は結局、拉致を認めたら100億ド
ルやると言っていたんだという話だったら、今まで日本政府が積極的に拉致被害
者をすべて返せと言ったことが1回もないということですね。こんなことでは絶
対に解決しないでしょう。わが国が外交にもっと強い発信力を持たなければなら
ないのではないでしょうか。

私は今、6者協議の中でヒル氏が公然と外の国に肩代わりをされる方策を考え
ているとワシントンで言ったらしいのですが、そのワシントンでその話を聞いて
斎木さんは何の反論もしなかったということを報道で知りました。なぜ言わない
んでしょうか。6者協議の中で話し合っている日本がエネルギー支援をしないと
いうのはそれだけの理由があるわけでしょう。その理由をなし崩しに薄めてしま
うような肩代わり説になんで文句を言わないのかということが僕は本当に残念で
す。そこまで日本を軽視するのであれば6者協議から脱退しますよとヒル氏に言
えばいいんです。6者協議で日本がそこにいる意味がないじゃないですか。何の
意見も無視されるような6者協議で、なぜ私たちは粘り強くやっていかなければ
ならないのかということを残念に思っています。

あと、6億円の政府のお金(拉致問題対策本部予算)ということですが、昨年
8月に、今政府の短波放送「ふるさとの風」で、解説に伊豆見教授を使っている
のですが、伊豆見さんを使うんだったら荒木さんや西岡さんを使えばいいんじゃ
ないですかと申し上げたんです。ただ、当たり障りがなくて朝鮮半島に詳しいと
いうことで使われております。その時、家族はみんな、やっぱりそれはまずいよ、
いやだよとおっしゃっていたのですが、契約もありますからと言っていたので今
年の春になったら代えるのかなと思ったら代えないんです。

だから私は、じゃあもう私の家族は、向こうにいる被害者に安穏とした気持ちを
与えるかもしれないし、なんか日本が救出を本当に真剣に思っているのかどうか
わからないような放送をしている方と同じ放送の枠ではしゃべりたくないと言っ
て、今拒否しています。できれば荒木さんのところの調査会は苦しいですから、
伊豆見さんに払う金があったら荒木さんに払って出ていただきたい。西岡さんに
も出ていただきたい。隔週でやっていただければいいんですが。荒木さんも放送
の中で金正日政権打倒という話だけはちょっと慎んでもらって。これは調査会存
続のために必要なことです。ただ向こうに行って被害者を必ず奪還します、いろ
いろな策を練っていますという希望を与えるような話をしてもらったほうがいい
と思うし、お金を無駄遣いしないで済むと思っているので、政府の皆さんには、
この辺は考えていただきたいと思います。

先ほど言ったように、日本の外交はもっと発信力を持つべきだと思っています
し、毅然と、斎木さんももっとしっかりとやっていただかなければならないと思
いますよ。今アメリカが、北朝鮮が核の保有国として国防省が発表しましたけれ
ども、韓国はすぐにそれに反応して、それは認められないと言ったけれども、日
本の政府に認められないと言った人はいるんですか。日本政府もそのようなこと
にすぐ、はっきりと反応すべきじゃないですか。すぐ反応しないから、いつまで
経っても日本が本気でこのことを問題視しているということをわからないんだと
思います。外交力のなさとか発信力のなさには本当に希望を失いそうですが、政
府がやらないんだったら私たちでやりましょう。声をあげましょう。そうしてく
ださい。有難うございました。

櫻井
最後に救う会の副会長として島田さん、よろしくお願いします。


2-2-8 10月の米朝合意を日本は認めてはならない

島田洋一(救う会副会長、福井県立大学教授)

私が用意していたことを半分、増元さんが言われたので、増元さんの補足の形
で少し発言します。先ほど北朝鮮の実態を誰よりもよく知る元労働党幹部の張哲
賢さんが、北朝鮮にはとにかく圧迫だけが効くんだとおっしゃった。日本政府は、
拉致問題、核問題、あらゆる問題、あらゆる局面をとらえて北朝鮮への国際的な
圧力が強まるよう働きかけねばならない。逆に圧力を緩めようとする動きがあれ
ばそれに反対はもちろん、必要に応じて妨害もしていかねばならない。増元さん
も触れられましたが、昨日終わった6者協議での日本政府の対応を見ていて大い
に疑問を感じました。日本政府も一応各施設のサンプル採取を明記しろという点
で踏ん張ったというように見えますが、実に危うい外交であったと思います。

つまり、あくまで自己申告施設に限ったサンプル採取ということなら、北朝鮮
としても、誤魔化しきれると考え同意してくる可能性が十分あったし、今後もあ
ると思います。そうなれば国際社会から北に、エネルギーその他の支援が流れ続
けることになる。その分、圧力が弱まるわけです。ご承知の通り、10月の米朝
合意は、北の自己申告外の疑惑施設に関しては、検証に当たって北朝鮮の拒否権
を認めている。北朝鮮の自己申告なるものがいかに信用できないかは、われわれ
拉致問題を知る人間にとっては自明のことです。したがって、サンプル採取うん
ぬんが明記されようがされまいが10月の米朝合意を日本は認めてはならない。
ここが基本だと思います。

例えば、「国連の一機関である国際原子力機関(IAEA)が必要と認めれば
申告外施設であっても北は査察を受け容れる」といった対案を日本は出すべきだ
と思いますが、何もしていない。IAEAの事務局長が米朝合意発表の直後に、
これはおかしいと言っているんです。そういう発言のタイミングをうまくとらえ
て今言ったような対案を出すべきだと思いますが、全然動いていない。非常に怠
慢だと思います。

第一、北朝鮮が提出する核申告書は「完全かつ正確」でなければならないと6
者間で合意されている。それおよび「無能力化」と、エネルギー支援その他がバー
ターになっているわけです。ところが、北が出してきた申告書はどう見ても完全
かつ正確ではない。今年5月9日、松原仁議員の質問に対し、当時の高村外相が、
例えば核爆弾製造施設の場所が入っていないような申告書は完全かつ正確とは言
いがたいと国会答弁している。北朝鮮が出してきた申告書には核爆弾製造施設の
場所などは入っていません。日本政府としては当然、これは完全かつ正確な申告
ではないと明言した上、突き返さねばならない。ところが、今に至るまで黙った
ままです。大変おかしな対応だと思います。

古屋代議士、中井代議士が言われたような制裁強化を速やかにやっていただき
たいが、たとえば中井議員がまとめた案が1か月以上経っても民主党内で動かな
いままというのは、反対する議員がいるからに他ならない。誰が反対しているの
か明らかにしていく必要があると思います。

今年7月に加藤紘一氏が、帰ってきた5人を北朝鮮に送り返すべきだった発言
しました。私は、ああいう発言をして恥じない議員は直ちに除名すべきだと思い
ます。田母神論文と加藤発言の一体どちらが問題か、常識ある人間には明らかで
しょう。また、北朝鮮と経済取引する国にはODAを出さないといった対応も当
然取るべきだと思います。来る総選挙では北朝鮮に宥和的態度を採る議員はでき
る限り落選させる必要があります。そのことによって金正日のストレスも高まる
でしょう。彼のリハビリを妨害しないといけなせんから、次の選挙は非常に大事
だと思います。
 

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北朝鮮の犯罪と戦う主要団体

「救う会」
「特定失踪者問題調査会」
「北朝鮮難民救援基金」
「RENK」
「RENK東京」
「北朝鮮帰国者の命と人権を守る会」

「救う会」と関係の深い労働運動家・文化人・政治家リンク(順不同)

宇佐美忠信氏((元)全日本労働総同盟会長・民社人権会議)
櫻井よしこ氏(拉致問題を扱うジャーナリスト第一人者)
黒坂真助教授(救う会大阪)
青木英実教授(福岡救う会)
川端達夫衆議院議員(民主党・民社人権会議)
西村真悟衆議院議員(民社人権会議)
金子ぜんじろう(元)衆議院議員(民社人権会議)
山根隆治参議院議員(民主党・民社人権会議)
土屋たかゆき都議会議員(民主党・民社人権会議)

拉致事件関係官庁公式情報

首相官邸
警察庁



   
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